ポン・ジュノ監督ら、故イ・ソンギュンの捜査に関する声明発表

ポン・ジュノ監督が、麻薬使用の疑いで調査を受けてこの世を去った俳優の故イ・ソンギュンの警察捜査情報流出に対する徹底した真相究明を促した。

文化芸術家連帯会議は12日午前11時、ソウル市内で「故イ・ソンギュンさんの死に向き合う文化芸術家たちの要求」という題名の声明を発表した。

この日参加したポン・ジュノ監督は「故人の捜査に関する内部情報が最初に漏れた時点から死亡に至るまで、約2ヵ月にわたる期間、警察の捜査保安に一寸の問題もなかったのか関係者の徹底した真相究明を促す」と声を高めた。

ポン監督は「捜査が進められている間、責任者の不適切なマスコミ対応はなかったのか、責任者ではない捜査業務従事者が個別にマスコミと接触したり、記者などから捜査事件などの内容に関する質問を受けた場合、不適切な答弁をした事実はないのか、一寸の疑問もなく調査し、その結果を公開することを要請する」と付け加えた。

続けて「特に国立科学捜査研究院の精密鑑定結果、陰性判定が出た11月24日のKBS単独報道には多数の捜査内容が含まれているが、どのような経緯と目的で提供されたのか綿密に明らかにしなければならない」として「3回目の召還調査で故人が19時間の徹夜捜査にもかかわらず、一貫して疑惑を否認したあとの12月26日に報道された内容もやはりそうだ」と伝えた。

また「マスコミ関係者の取材協力は適法な範囲内で行われなければならないにもかかわらず、3回にわたる召喚手続きすべて故人が出席情報を公開した点、当日故人が露出しないように備えるいかなる措置も取らなかった点が果たして適法な範囲内の行為なのか、明確にすることを要請する」として「捜査当局は適法な手続きに従って捜査したという一文で、このすべての責任に対して自由ではない。捜査過程に対する徹底した真相調査だけが誤った捜査慣行を正し、第2、第3の犠牲者を作らない唯一の道だ」と強調した。

記者：ユン・ソンヨル
写真提供＝キム・チャンヒョン記者

(c)STARNEWS