イ・スンファン、亀尾公演中止に「残念で惨めだ」

歌手イ・スンファンが亀尾市（クミシ）のコンサート貸館取り消しに「残念で惨めだ」という立場を明らかにした。

イ・スンファンは23日、フェイスブックを通じて「亀尾市側の一方的なコンサート貸館取り消し決定に対して、遺憾を表わす」と明らかにした。

続けて「私は速かに亀尾市側に法的対応を進行する予定」として「一方的で不当な貸館取り消し決定で発生する法的、経済的責任は亀尾市の税金を通じてではなく、この決定に参加した人々が負わなければならない」と強調した。

イ・スンファンは「安全のための決定」だったという亀尾市側の決定を理解できないとして「貸館取り消しの本当の理由は、誓約書捺印拒否であると見られる。亀尾文化芸術会館は20日、公演企画会社に公文書を送り、企画会社代表と歌手イ・スンファンに「企画会社および歌手イ・スンファン氏は、『亀尾亀尾文化芸術会館公演許可規定により政治的扇動および政治的誤解など言動をしない』という誓約書に捺印することを要求し、未履行時には取り消すことができることを言及した」と伝えた。

それと共に「これは不当な要求だった。これに対して私は弁護士を通じて署名意思がないという点を明らかにした。私の公演が『政治的目的』のイベントではなかったので、今まで貸館で問題になったことはない。『政治的誤解』とは何か。『皆さん、最近息苦しいですよね？』、『皆さん、最近ちょっと楽ですよね？』、どんな言葉も誤解される状況なので、何も言うな」と反論した。

彼は「多くのファンが被害を受けた。チケット代だけでなく、交通費、宿泊費もあるだろう」として「何よりもクリスマスに公演を見ると期待していた日常がキャンセルされた。代わりに謝罪する」とし、「この事件は『表現の自由』問題だ。リエイターに公共機関が事前に『政治的誤解など言動をしない』という文書に署名しろとの要求をし、その要求に従わなかったため不利益が発生した。残念で惨めだ。韓国社会の水準を再び高められるように問題を指摘し、変える」と伝えた。

先立ってこの日の午前、キム・ジャンホ亀尾市長は亀尾市庁の大会議室で立場文を発表し、「25日に亀尾市文化芸術会館で開かれる予定だったイ・スンファンのコンサートを取り消す」として「観客と保守右翼団体間の物理的衝突が憂慮される状況に安全上の理由」と明らかにした。

記者：キム・ナヨン
写真提供＝イ・キボム

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